おできの症状と種類について
おできは、その大きさで名前が変わります。
毛包の上の部分だけにできる小さい豆粒くらいの大きさの腫れ物で、赤みはあるけれどかゆみや痛みもほとんど感じないものは『毛包炎』です。
炎症が毛包の深い部分まで進み、皮膚が円錐状に少し飛び出したようになり、熱を帯びて痛みを伴うようになると『せつ』と呼ばれます。
さらに症状が悪化し大きくなったり、複数のせつがつながってしまったものが『よう』です。せつよりも深い部分から始まっているので、皮膚がドームのように盛り上がり、赤みと痛みもさらに強くなりなります。時には、リンパ腺がはれて悪寒や発熱などの全身症状を起こしたり、リンパ管炎やリンパ節炎などの合併症を起こしたりすることもあります。
また、顔面に発生したおできは『面ちょう』と呼ばれます。
顔面は、皮膚と骨の間が近いために痛みが激しく、まぶたや口の周りなどは常に動いているので、他の部分よりも安静を守るのが難しく、重症になります。せつが長期間にわたって相次いで多発したり、できたり治ったりを繰り返すものを『せつ腫瘍』と呼びます。糖尿病や悪性腫瘍などで全身的な免疫低下の時に起こりやすいとされています。
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