かぶれの症状と対処法
かぶれの症状としては、初めは赤くブツブツ、ジュクジュクしていてかゆみがあります。このかゆみのあるところが毛孔性苔癬とは異なる点です。慢性期になると皮膚がカサカサになり、厚みを増し硬くなっていきますが、かゆみは消えません。このかゆみのせいで、つい無意識に掻いてしまうことも多いのですが、繰り返し引っ掻くとそのこと自体が刺激となり、その刺激に反応して表皮がさらに厚くゴワゴワになってしまいます。そうなると、治りにくくなるので、できるだけ引っ掻かないように注意しましょう。
かぶれの治療としては、まず、かぶれの原因が何なのかを特定することが必要となります。原因が分からない場合は、早めに専門医の診察を受けるようにしましょう。アトピー性皮膚炎や内臓疾患や悪性腫瘍など体の内部に原因がある場合もあるので、自己判断で対処するのは危険な場合もあります。原因と思われるものを持参すると、パッチテスト検査ですぐに判定ができ、治療をスムーズに進めることができます。