毛孔性苔癬とトレチノイン治療
トレチノイン治療はは皮膚を再生する治療法です
トレチノインは治療法としてはかなり新しめです。
基本的には皮膚科でぬり薬を処方してもらうんですが、
個人輸入で使っちゃってる人もいるみたいですね……
勇気あるなと思います。
バイアグラとかでもさんざん問題になったのに。
保険適用外で価格が高いので、気持ちはわからないでもないですが。
ちなみに保険適用内でもぬり薬出してもらえます。
保険適用で出してもらえるのは
・保湿剤(ただし種類はあまりない)
・サリチル酸入りのワセリン→軽いピーリング効果
・尿素軟膏→角質をやわらかくする
ですね。私はどれも合いませんでした。
アトピーがあるから市販品怖くて使えなかったのに、
皮膚科で出されるものもことごとく合わなくて……
本当にもうなんの方法もないんだなって
皮膚科にいくたびにストレス増やして帰ってくる感じでした。
どーんと飲み薬の特効薬でも発見されないかなって思います。
■トレチノインって何?
ビタミンAの安定性を高めたビタミンA誘導体の一種です。
ビタミンAの成分名「レチノール」ならきいたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
市販のしわとりクリームによく配合されてます。
トレチノインは誘導体化することで、レチノールの100倍以上の効果があるそう。
でもレチノールがしわとりに使われてることを知ってる方からすれば、
それが毛孔性苔癬と何の関係が?って思いませんか?
私は思いました……
トレチノインの主な働きは、
・角質をはがす
・皮膚の再生を促す
です。
こうみると確かに効きそうですよね。
逆にしわとりクリームに含まれてるレチノールがどの程度効いてるのか疑問に思えなくもないですが……
で、皮膚科の先生にトレチノインをぬると実際毛孔性苔癬がどうなるのかということもきいてみたのですが
「ベロベロに皮がむける」
とのことでした。症例写真もみせてもらいました……
ピーリングどころではなく、本当に皮がむけます。
当然痛みとか赤味もあるそうで。
確かに皮をむいてしまえば表面のブツブツはなくなるでしょうね。
でも肌が弱い人やアトピー持ちには絶対にむかないと思います。
それから40才くらいまで続くこともある毛孔性苔癬が、
皮1枚剥いたくらいで治るの?という疑問も。
毛孔性苔癬が遺伝するということははっきりしてますから、
やっぱり体質が遺伝すると考えたほうがいいわけで、
「表面的に1度治っても体質が変わらなければまた復活する」
としか思えないんですが……
まあ、アトピーがなければやってみたかもしれませんね〜
あと皮がむけてる間休みがとれるくらい余裕のある仕事だったら。