ワカメは本当に便通を良くするのか?
腸内美人、という言葉あるように肌の綺麗さは腸の綺麗さという話があります。腸を綺麗にするには便通を良くすることが大事です。
よく便通を良くする食材として挙げられるワカメは本当に便通をよくするのでしょうか?
ワカメに含まれている食物繊維は、アルギン酸とセルロースから成ります。
アルギン酸は、ワカメのぬめり成分で食物繊維の一種です。アルギン酸は、アルカリ性の時は水に溶けますが、酸性の時は水に溶けないといった性質を持っています。
セルロースは、不溶性食物繊維という炭水化物の一種です。セルロースは、腸内で善玉菌の餌となり、有害物質に吸着して便と一緒に排出されます。
他にも、セルロースは水分を含んで膨らむので、満腹感を得やすいというダイエット効果もあります。ワカメには他にも、フコイダンという水溶性食物繊維も含まれています。
ワカメには食物繊維が多く含まれているため、消化しにくいといった特徴があります。そのため、分解されずにしっかりと大腸まで届きます。
そして、水分を含んで便の量を増やし、腸壁を刺激して蠕動運動を促進してくれます。
ワカメなどの海藻類をよく食べる日本人の腸内には、海藻の食物繊維を消化する腸内細菌があるという研究結果が出ています。この腸内細菌は、海藻の消化酵素を作ると言われています。
食物繊維は、水溶性:不溶性が1:2の割合で食物繊維を取らないと、便秘を悪化させてしまう場合があります。しかし、わかめには、水溶性と不溶性両方の働きをする食物繊維が含まれています。
例えば、玄米だけを食べていると、玄米の不溶性食物繊維の影響で、便が硬くなって便秘が悪化してしまうことがあります。
しかし、押し麦を玄米に混ぜて炊くと、押し麦の水溶性食物繊維の効果で、食物繊維のバランスが丁度良くなるのです。それから、ワカメに含まれているビタミンB群は、糖質を分解する働きと、蠕動運動の働きをサポートします。
ワカメは食べ過ぎると、甲状腺ホルモンの病気になると言われていますので、乾燥ワカメで1日40g以内を目安に食べるようにしましょう。そして、ワカメに含まれているセルロースの働きを良くするために、水分をしっかりと摂るようにしましょう。
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